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杭州外国語学校紹介(日本語)


杭州外国語学校は1964年に、当時の周恩来首相と陳毅外相による「多言語、高水準、一貫性」の指示のもとで設立された中国で最初の七ヶ所の外国語学校の一つです。現在、本校は中国教育部に認定された浙江省内で唯一(全国合計16ヵ所)の大学入試で推薦資格を持つ外国語学校です。同時に、本校は中国最初の外国語学校のモデル校の一つであり、浙江省教育庁に直属する重点校でもあります。

本校は「祖国のために学べ、未来に向けて準備せよ」という校訓に基づき、「寛容で闊達であり、真摯に勉学に勤しむ」という校風のもと、「英語を基盤とし、文系と理系を兼ね備え、多彩な才能を開花させ、国際的な視野をもつ学生を育成すること」を目標としております。外国語教育においては、「言語・文化・思惟」3つの方面を統一することを重んじております。英語のほかにフランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語のうち1つを必修科目とし、少人数制授業により異文化交流の意識と能力を向上させることに力を入れています。また、本校は「Aレベル(A-Level)コース」を導入し、海外大学をめざす進学クラスを設けております。このAレベル進学クラスは中国国内の同類クラスの中でも有数な存在であります。

本校は定期的に教師研修事業を実施しています。これまでの10年間、浙江省内外からの中小学校教員の参加者数は延べ6000人で、満足度はほぼ100%です。本校は長年道徳教育、カリキュラム改革、学校の総合的な発展に力を入れてきています。その結果として、本校は中国科学技術部中小学校人工知能(AI)教育プロジェクト実験校(全国で合計9ヵ所)に選ばれております。また、本校は中国中小学校のクラブ活動の運営モデル校であり、同時に中国教育部に認定された最初の「中国青少年バスケットボール特色学校」の一つです。そして、本校の教学研究成果のうち三つは国家や省レベルの基礎教育教学成果賞の一等賞、二等賞を獲得しました。

卒業生の進学状況からみると、毎年約85%の学生が中国国内の「双一流大学(世界一流大学・一流学科)」へ進学しています。卒業生は北京大学、清華大学、上海交通大学、南京大学、北京外国語学校、外交学院など多くの大学から高く評価されています。また、一部の生徒はハーバード大学、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学などの世界トップレベルの大学や、東京大学、早稲田大学、立命館大学、筑波大学など日本の優秀な大学へ進学しています。

本校出身の有名人としては、中国駐チェコ大使張建敏や中国駐アルゼンチン大使鄒肖力などの外交人材のほか、DJI(大疆創新科技有限公司)の創業者の汪滔、「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」の創業者の黄崢など各分野で活躍している人物が挙げられます。以上のことから、本校は中国のメディアから「エリート教育のモデル」、「資質教育の模範」などと注目されております。

本校は中学・高校6年間の完全一貫教育を実施している公立学校です。杭州市内から生徒を募集しています。敷地は10万平方メートル余りで、建築面積は約7万平方メートルです。2020年では50のクラスがあり、そのうち中学は21クラスで高校は29クラス(12の海外進学クラスを含む)です。生徒は合計1908名です。232人の教職員のうち、教授が1名、高級教師と特級教師はそれぞれ1名と3名であり、修士および修士以上の学位を持っている教員の割合は32%です。また英語教諭の95%以上が海外での教学経験を持っています。

(2019年日本高校生訪問団と交流後の記念写真)
 
(日本国際交流基金日中交流センター長堀俊雄さまからのプレゼント)
 
(立命館大学へ進学している学生とキャンパスでの記念写真)
 
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